ということで今日は本格焼酎ルネッサンスに行ってきました。
今年も30蔵くらいが参加してたのかな?
去年と同じような蔵元さんが来られていたので、
今年は去年よりも余裕を持って飲み食いできました。
きっとかなり長いですがごめんなさい。
お願いして彼女も一緒に来てもらったのですが、
彼女の好きな梅酒もいくつかあったのでご満悦。
彼女が飲んだ梅酒は3種類。
・刀
・黒糖梅酒
・貴匠蔵梅酒
ウチにある藤居醸造さんの「梅萬」は飲まなかったのですが、
佐多宗二商店さんの「刀」梅酒は私も見たことがなく、
梅酒の割りに32度という強気っぷり。
度数は高いですがそれを感じさせない味。
甘みが少なく、がっしりした梅酒といったかんじでしょうか。
彼女がかなり気に入っていたので今度見かけたら買ってみようかなぁ。
でも500mlで3,000円くらいとちょっとお高め。
黒糖梅酒はホワイトリカーベースということ。
大手メーカーの黒糖梅酒が好きな彼女はけっこうお気に入り。
個人的にはちょっと・・・。
貴匠蔵梅酒は芋焼酎の貴匠蔵で仕込んだもの。
芋焼酎で作った梅酒のスタンダード的な味がしました。
さて、去年はひたすら全酒造さんのお酒を飲もうと頑張りましたが、
今回は基本的に前割りされているものの燗付けのみをいただくようにしました。
やっぱり仕込み水で前割りされてるものは自宅でもお店でもなかなか飲めませんからね。
というわけで今日は去年より少なめ。
でも20杯くらいかな?
おちょこで飲むとは言え、結果的にけっこう頑張っちゃいました。
鶴見
とりあえず1杯目は大好きで安心して飲めるこれを。
やっぱり温めて飲むといいですねぇ。
甘みが豊かで優しい味。
不二才
ロックで飲むとゴツゴツしているのですが、
前割りされているとやっぱり丸くなりますね。
極端に言ってしまえば別のお酒になったよう。
池の鶴
池の鶴といえばさつま寿を作っている尾込商店さん。
今日はこの池の鶴1本勝負で来られてました。
何か突出した味というわけではないのですが全体的に完成度が高いというか、
甘み、ほどよい酸味。何より旨味。
全て兼ね備えているような1本です。好きだなぁ。
長雲一番橋
ちょっと気分を変えて黒糖を。
ノーマル長雲よりも荒々しさがないので飲みやすいかもしれないですね。
そして甘い。ちょっとクセがない分あまみ長雲とは違う気分で飲まないと、
予想とは裏切られます。
玉露本甕仕込
熱めのお燗で提供されたためかもわっとしたかんじがありました。
今日飲んだ中では一番芋々しかったかも。
それが狙いだったのかなぁ。
佐藤白
ロックでは大好きな佐藤白ですが、前割りの燗付けだと、
ちょっとおとなしくなりすぎかなぁ、という印象がありました。
佐藤黒
逆に黒麹仕込のものは温めてこそ本領発揮。
思い返せば去年のルネッサンスでこの佐藤黒の前割り燗付けを飲んでから、
自分の焼酎の飲み方が変わったといっても過言ではないほど。
しみじみ身体に染み渡る旨さ。これを家で上手に飲みたい・・・。
蔓無源氏
これは元が34度あるので前割りしたものは何度だったんだろう・・・。
ロックで飲むと酸味が強めなここのお酒。
お燗するとそれがやわらげられて飲みやすくなって、ここの味をよく感じられます。
それにしても杜氏さんにいただいたらっきょうの味噌和え、めちゃめちゃ美味しかったです。
しかもここのお酒に異常に合う。なんでなんでしょう??
八重桜手づくり
こちらは宮崎焼酎らしさが前面に出ている味。
ロックよりもお湯割りの方がその特徴がよく現れる気がします。
今日飲んだもので一番優しい味がしました。
晴耕雨読
こちらはもともとわりと飲みやすい部類だと思うのですが、
割ってあると更に飲みやすくなります。
7:3と少し度数を下げずに割ってあったのはあんまり度数を下げると力がなくなっちゃうからかな?
薔薇の贈り物
今度は大海酒造さん。海をちょっと飲みたくなったのですが、どうせまたお店で飲みたくなるので(笑)、
今日は普段飲まなさそうな薔薇の贈り物を。
繊細そうなのであっためても大丈夫なのかな、と思ったのですが、
意外や意外温めても独特の薔薇の香りはへたれませんでした。
といって香りだけがモワッと立つ感じではなかったので、やっぱり温度が絶妙だったのかなぁ。
朝日壱乃醸
こちらもいつもロックなので今日は前割り。これは燗付けではなく冷やで。
会場では黒糖そら豆があったのでこれをかじってから飲みました。
ロックで飲むと口中に黒糖の甘みがワーッと広がるのですが、
前割りしてあるとじわじわくるかんじ。やっぱり黒糖焼酎ではこれが一番好き。
凜
こちらは紫尾の露の軸屋酒造。紫尾の露は白麹ですがこちらは黒麹。
でもあまり黒くない印象でした。しかも紫尾の露のような印象もなかったので、
作りが根本的に違うとかなのかなぁ。
四六の権
こちらは見たことなかったので。
紅あずまで仕込まれているそうですが、あまり紅い味はしませんでした。
凛とあわせて、なんだか不思議な感じがする2杯でした。
や、でも酔ってただけなのかなぁ。
養老伝説
こんどは中俣合名さん。なかまたをいってもよかったのですが、
とりあえず飲んだことないものをいっとこうと。
これは仕込みの時点で麹の発酵を調整するとかおっしゃってたような。
だから蒸留後に旨味成分が多く残っているのだとか。
でもなんか逆に芋っぽくない味に感じました。
きっとこれまでにない味だからなんでしょうね。
酒っぽいようにも感じられました。
天魔の雫
これも中俣さん。これは全然見たことないものだったのですが、
名前から見るに貯蔵系なのかなぁ。樫の味みたいなのがあったので、
樫樽に貯蔵されてたものかもしれないと思いました。
でも意外と温いものもありですね。
こんど別の樫樽系も温めてみようかな。
八千代伝
中俣さんの隣でうちわを配っていたのでなんとなく引かれて(笑)
八千代伝はもうちょっと最初の方で飲んどくべきだったかも・・・。
ここまでくるとあまり印象に残ってない。。
莫祢氏
最後はやっぱり大石酒造さんで。
ロックだと鶴見と莫祢氏はけっこう違ってて、
根底に感じる味が同じだなぁ、という感じなのですが、
温めるともっと似てくるかんじがします。
それにしても今日は社長に会えなくて残念だった・・・。
というわけで今年は去年より純粋に楽しめました。
また来年も楽しみです。